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ブリュッヒャー (巡洋艦) : ウィキペディア日本語版 | ブリュッヒャー (装甲巡洋艦)
ブリュッヒャー(SMS Blücher) は、ドイツ帝国海軍が建造した装甲巡洋艦で同型艦はない。ドイツ海軍においての類別は大型巡洋艦である。本艦の後もドイツ帝国海軍は「フォン・デア・タン」などの巡洋戦艦の建造を続けるが、それらも巡洋艦の延長として大型巡洋艦と呼称した。艦名はナポレオン戦争で活躍したプロイセンの将軍ゲプハルト・レベレヒト・フォン・ブリュッヒャーにちなむ。 == 概要 == 本艦はドイツ帝国海軍の1904-1905年計画で1隻の建造が容認された。武装は前級と同じく主砲は21cm速射砲12門だが、「シャルンホルスト級」では主砲2基4門と舷側配置8門で連装と単装を混在しており、発射速度や射界に問題があったのに比べ、本艦ではすべて主砲を連装形式の主砲塔6基に搭載した事により発射速度・射界を向上させ、公算射撃可能な主砲 門数を有していた事である。21cm砲12門という主兵装は英国を含む列強海軍の既存の全ての装甲巡洋艦を凌駕する戦闘能力であった(ただし戦艦用の主砲を4門搭載した日本の筑波型装甲巡洋艦には1発あたりの打撃力で大幅に劣る)。 しかし、主砲の大きさに関しては設計段階でドイツ側の得たイギリス海軍の「インヴィンシブル級装甲巡洋艦」の主兵装が23.4cm砲8門であるという情報に基づいて引き続き21cm砲を採用したが、インヴィンシブル級が12インチ砲8門という情報が建造後に入り、主砲を弩級戦艦なみに改めた後続艦「フォン・デア・タン」を建造する事となった。
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